本日、前期末テストがありました。
教室は、中学生教室と小学生教室が隣同士。「中学生、テスト実施中」と看板を置いています。
小学生の授業が早く終わっても、中学生は、各教科終了の5~10分前なので、静かにしてもらっています。ありがとうございますm(_ _)m。
実は、先生方も、テスト作成には1~2週間をかけています。
作成後は他の先生、最後に教頭先生がチェックしています。(生徒のみなさんもそれくらい準備してくれるとうれしいのですが…)
各教科が終わると、「先生~、なんとかできた~!」
「もう少し前から勉強していれば・・・・(毎度言ってない?)」と報告があったり、「先生、ワーク提出します~」と最低限やっておくべきワークブックを提出する生徒がいます。
生徒なりに頑張った気持ちを発散し、先生もそれを踏まえて、〇付けに赤ペンを走らせて(!)います。
気になるのは、
「ワークが終わらなくて、昨日3時まで起きてた」 「もう、睡眠不足で~」の声が、下の学年ほど聞こえてきたことです。
いわゆる「一夜漬け」で、最後にやり始めたようです。
解答用紙には、途中で文字が止まり(?)力尽きているなど、集中力の低下が見られました。(イラストのように)
睡眠不足と学習の様子について、ネットで調べたので少し紹介します。
(出展「寝不足を続けるとどんなリスク(影響)があるの?」 くすりと健康の情報局 by 三共ヘルスケア)
夜遅くまで、スマホやパソコンの画面を見てブルーライトを浴びることは、睡眠のリズムを乱す要因です。
この「夜型化」によって起こる睡眠障害を「概日リズム睡眠障害」といいます。
「体内時計のリセット」に重要なのが、目から入る光で生み出される「メラトニン」というホルモンです。
メラトニンは、朝(例えば6時)、目を開いて光が入ると分泌(体内で生み出されること)がストップがかかり、その約14時間後(だいたい20時)から再び分泌が始まり、夜の自然な眠気を誘います。
しかし、夜間にブルーライトを浴びると、夜に出るべきメラトニンの分泌がされにくなってしまうのです。その結果、睡眠リズムが後ろにずれ込み、朝起きる時間になってもメラトニンが止まらず、まだ体内時計は睡眠モードに。
そこで無理やり起きると、体や脳は眠ったままなので、自律神経のバランスが崩れます。頭痛や耳鳴り、めまい、下痢、倦怠感などの体の不調や、イライラ、集中力や意欲の低下、抑うつ感が起こりやすくなります。
「いざ登校しようとしても睡眠リズムが崩れてしまっているために。朝起きられない子どもが増える」傾向にあります。
睡眠不足は免疫力(病気に打ち克つ体の力)にも影響を及ぼします。
風邪をこじらせて肺炎になるリスクは、睡眠時間が5時間未満の人は、8時間睡眠の人に比べて1.4倍という報告があります。
睡眠は「全身のメンテナンスの時間」です。睡眠には、記憶の整理のほか、脳や体の疲れをとり、体の成長を促し、傷ついた細胞を修復するという大切な役割があります。
年4回のテスト勉強かも知れません。でも今、3年生は一生懸命、進路に向けて準備をしています。
1年生・2年生も、やってみたい自分の夢がこれからあるかもしれません。それに向かって努力すべきときに、睡眠不足で集中できない、夜眠れないので朝起きられないという体にならないように、しっかり寝ましょう。
「睡眠不足」と「脳の成長」のお話しは、また次回に。