0519 小中合同研修②

今日は5時間授業にして、小中合同の学校研修を行いました。

中頓別に5年前からいる先生、5年未満の先生、今年度転入した先生がそろって、中頓別学園の理念を支えるものを学ぶことがねらいです。

ねらいの中に、学習のユニバーサルデザイン(UDL)が登場します。今日のゴールは、どの先生方も、授業づくり、子ども達を観て理解するとき、その視点を少し持って動けるようになってほしいとのことです。

先生方は、年代別の5人のグループになって話し合いました。1つ目のグループ協議は、「なぜ、UDLを学ぶのか、誰のために学ぶのか」です。「子ども達のため、学園のため、目の前の子ども達の学習のため」などが出されました。

根拠となる中頓別町の「教育大綱」を見せてもらいました。未来思考のなかの基本理念は「共生・好奇心・共創」の3つです。

次に、UDLの基本を学びました。授業技術として「授業のユニバーサルデザイン」と、自分が学習者として育つ視点の「UDL」があるのを学びました。

2つ目のグループ協議は、「授業で”その子らしさ”をどのくらい発揮させているか」。一斉に一方的な授業ではいけない、でも個別だけになると放任になってしまうこともあります。

私のグループには、こども園の園長もいました。幼児は授業ではなく遊びや生活から、その子らしさ、その子の良さを感じ取ります。多様な目で観ることの大切さを語って下さいました。深いです。

「学習環境にある ”子どもの学びを阻むバリア”を特定し、それに対して複数の方法を用意して全員が学習できるようにし、学ぶ本質に迫れるようにする」のが、UDLです。

例えば、自分の考えを原稿用紙には書きづらい子には、キーボードで入力したり、会話を録音して文字起こしするにも、学習のバリアを取り除き「自分の考えを思い巡らす」という本質を保障できます。

最後のグループ協議で、「中頓別の学習環境の”学びのバリア”は何だろう?」と話し合いました。

小中合同の研修は、前回よりもお互いの垣根が無くなり、互いの学びのために協力できる雰囲気がありました。それは、すでに同じ校舎で、関わりあう中で生まれている変化です。

学んだことを子ども達の授業づくり、活動づくりに返していきたいと思います。

明日の中学校は、開校記念日です。中中日記もお休みします。